ブリスクプラグの品番と選び方

ブリスクプラグの基本的な選び方です。(個々の適合や効果は異なります、ご参考としてください)

  • 1)まず、装着するエンジンの標準プラグをプラグメーカーサイトで検索します。サイトから適合プラグのネジ径とリーチ長、熱価などを調べます。 (Densoサイトが便利です。プラグ品番をクリックするとサイズ詳細が出ます。またDensoサイトでNGK品番の互換品検索することも可能です)
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  • 2)ブリスクプラグのネジ径とリーチ長(下記表)からプラグの品番を調べます。
  • 3)熱価をブリスクとNGKの熱価対応表(下記表)から熱価を確認、決定します。個々の熱価の決定は走行条件によって異なります。一般的にサーキット走行など高回転、高負荷の場合は熱価を高く、ツーリングや一般走行の場合は低い熱価を選びます。
  • 4)LGSシリーズ、マルチスパーク、プレミアムエボシリーズ(選択肢のあるものから)を選びます。一般的にLGSシリーズは旧車など比較的設計の古いキャブレター付きエンジンで 点火系の強化された車両に適しています。マルチスパークは新しい設計のエンジンやインジェクションの車両、もしくは点火系の強化されたキャブレター付きの車両に適しています。どちらもブリスクプラグを正しく点火させることのできるコイルやイグニッションが強化装備されていることが前提となります。高年式の車両でも要求電圧の高いブリスクプラグを正しく機能させる点火システムを持っていない車両には点火系の強化が必要となります。またマルチスパークはLGSに比べて要求電圧は若干低めとなっています。
  • プレミアムエボシリーズ は要求電圧が低めに設定されており、LGSシリーズやマルチスパークでは効果を得られなかったノーマル点火系を持つエンジンなど幅広く適応します。(全ての点火系で機能を保証するものではありません
  • ブリスク効果と要求電圧の高さは右の通りとなります。LGSシリーズ >マルチスパーク >プレミアムエボシリーズ
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  • ブリスクプラグは点火系、バッテリー、プラグコード、キャップなどのコンディションの良好でなければ失火や始動性が低下します。標準プラグで問題が出なくてもブリスクプラグでは症状が顕著になります。このような場合はバッテリーや点火系の見直しが必要になります。
  • ハイカムやボアアップなどのチューニングエンジンはピストンやバルブなどのクリアランスの確認が必要です。また2ストロークエンジンなどは点火効率に向上による焼き付きなどに注意が必要です。
  • *過給機付きのモデルやCDI点火の2ストロークエンジンでは正しく機能しない場合があります。
  • 過給機付きエンジンの場合、一部のLGSシリーズプラグでブースト時にフラッシュオーバー(プラグキャップ内でターミナルからスパーク)や失火する事例が確認されています。現在詳細を確認中ですが、このような可能性があることから、ターボチャージャーやスーパーチャージャーなどの過給機付きエンジンにご使用の場合は購入をお控えいただくか、予めご承知の上で購入いただきますようお願い申し上げます。(詳しくはメールにてお問合せ下さい)
  • 使用限度 ブリスクプラグの使用限度は国産一般型プラグと同様に2輪で3000-5000km、4輪で12000-20000km程度ですが、超高回転型エンジンや小型エンジンで常用回転域の高いものは使用限度がさらに低くなります。また使用限度を超えた場合はプラグの劣化による損傷が生じる場合がありますので、点検交換が必要となります。(プレミアムエボを除く)
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商品イメージ

 

*ブリスクプラグの熱価はワイドレンジ(マルチグレード)です。NGK相当で3番分あります。

*プラグレンチサイズは変更になるものがあります。

*全てレジスタータイプ(抵抗入り)のプラグとなります。

*ターミナル形状はロットによります。基本はネジ式ターミナル,プレミアムEVOはカシメタイプ (カシメタイプは簡単な加工で取り外し可)